■ 抄録・要旨
| 最終処分場放流水の1,4-ジオキサン濃度を抑制する目的として、埋立前飛灰の洗浄処理システムを構築することを目指し、焼却飛灰の水洗処理における1,4-ジオキサンの溶出特性を、重金属、可溶性イオンの溶出特性と比較するとともに、液固比、洗浄時間による影響を検討した。
その結果、1,4-ジオキサンの埋立前飛灰の振とうによる洗浄処理条件を液固比10とした時に5分間という短時間で処理可能であることが示された。重金属類及び可溶性イオンに関しても、同じ条件で5分後にはほぼ最大溶出量に達する結果が得られた。また、固液比及び振とう時間の違いが溶出に与える影響は認められず、ほぼ一定の溶出率が得られた。
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